メゾソプラノ&オルガン「バッハと賛美歌」終了しました。   

2010年 11月 30日

今年初めてカトリック東山教会にて「名古屋オルガンの秋」を開催させて頂きました。ご協力下さいました東山教会の方々に心より御礼を申し上げます。

さて、こちらのオルガンは、五反城教会の小さな妹分です。
五反城教会と同じく、ケルンのペーター社が製作した楽器ですが、五反城教会の4分の1程の規模の、かわいらしい小型オルガンです。特に、楽器が大きいから良く、小さいからそうではない、という事ではなく、小さな柔らかい音から良く響く大きな音まで出すことができる、この教会にはとても合った、いい楽器です。
建築当時に使用した部品が老朽化していたこと、又、少々楽器が狂っていたことから、今年4月にケルンよりマイスターと技師がいらして、オーバーホールと整音作業をしましたので、また、以前よりもまろやかでふくよかな響きとなりました。

カトリック東山教会では、H先生という信者の方ご夫婦に、特にお世話になりました。と、言いますのも、H先生は、五反城教会のオルガンが建築され、「名古屋オルガン友の会」が創立された当時からの中心的なメンバーでいらした方なのです。
ですので「名古屋オルガンの秋」シリーズを立ち上げるときも、過去の「名古屋オルガン友の会」の資料を頂き、それは現在、名古屋オルガンの秋実行委員会で大切に保管してあります。
名古屋のオルガン文化の始まりである「名古屋オルガン友の会」からの伝統を、これからもいい形で繋げて行きたいと、改めて思い直したコンサートでもありました。

信行香代子さんは、とても清楚な声の持ち主。祈りの心を純粋に聴く人に伝えることができる人だと思い、今回ご出演を願いました。

プログラム
前後にオルガンソロを演奏。中心には、オルゲルビュッヒライン(Orgelbuechlein)より作品を抜粋しました。そして、それぞれの作品の前に、テーマとなった賛美歌の旋律が、メゾソプラノの信行香代子さんにより歌われました。

オルガンソロ前奏曲とフーガホ短調 BWV 533
Präludium und Fuge in e, BWV 533

1.待降節今 来て下さい、異邦人の救い主よ
Nun komm, der Heiden Heiland BWV 599
今 来て下さい、異邦人の救い主よ おとめから生まれた方を見せてください。
すべての世の人が感嘆しています このような誕生は神にふさわしい、と。

2.降誕節この日こそは喜びにあふれ
Der Tag, der ist so freudenreich BWV 605
この日こそは喜びにあふれています。すべての被創造物のために 神の子は天の国より 自然を超えた姿で 一人のおとめより生まれました。 マリアよ、あなたは選ばれました 母となるように。
これ以上の奇跡が、あるものでしょうか。 神のみ子が天の国より 人として生まれるとは。

3.降誕節天の高きところより
Vom Himmel hoch, da komm ich her BWV 606
天の高きところより わたしはやって来ました。 あなたたちに良い知らせを告げるために、
良い知らせをたくさん持ってきました、 それを歌って告げましょう。
あなたたちのために今日小さな子供が生まれました、 一人の選ばれたおとめより。
小さく柔和な子供です これがあなたたちの無上の喜びです。

4.降誕節イエスよ、わたしの喜び
Jesu, meine Freude BWV 610
イエスよ、わたしの喜び、わたしの牧場(心の安らぎの場)、イエスよ、わたしの誉れ。
あぁ、どれほど、どれだけ心細く あなたを求めていたことでしょう。
神の小羊、わたしの花婿、 あなたをおいてこの世の中で 他にいとおしい人はありません。

5.主の奉献平和と喜びのうちに(シメオンの賛歌)
Mit Fried und Freud ich fahr dahin BWV 616
平和と喜びのうちにわたしは逝くことができます、 神のみ心のうちに。
わたしの心と気持ちは慰められ 穏やかで静かです。 
神がわたしに約束をしたように 死はわたしの眠りとなりました。

6.受難人よ、あなたの大いなる罪を泣きなさい
O Mensch, bewein dein Sünde groß BWV 622
人よ、あなたの大いなる罪を泣きなさい そのためにキリストは父のみもとより 地へといらした。
清く柔和なおとめによって わたしたちのためにお生まれになり 仲保者(神と人との仲立ちとしてのキリスト)になろうと望まれた。
死するものには生命を与え すべての病いを除きさり そのときが迫り来るまで わたしたちのために犠牲となるときに わたしたちの罪の重荷を背負い 長く十字架にかけられて。

7.復活節キリストは復活した
Christ ist erstanden BWV 627
キリストは復活された あらゆる苦しみより これをわたしたち みなで喜びましょう。
キリストはわたしたちのなぐさめです。 キリエエレイソン。

キリストが復活していなければ この世は失われていました キリストが復活をされてから
わたしたちは主イエス・キリストを誉めたたえます。 キリエエレイソン。

ハレルヤ ハレルヤ ハレルヤ! これをわたしたち みなで喜びましょう。
キリストはわたしたちのなぐさめです。 キリエエレイソン。

8.聖霊降臨祭来て下さい、創り主、聖霊なる神よ
Komm, Gott Schöpfer, Heiliger Geist BWV 631
来て下さい、創り主 聖霊なる神よ 人びとの心にいらしてください
恵みで満たしてください あなたが創られた人びとの心を。

9.最愛のイエスよ、私たちはここにいます
Liebster Jesu, wir sind hier BWV 634
最愛のイエスよ、私たちはここにいます。あなたと、あなたのみ言葉を聴くために。
私たちの思いと願いを導いて下さい、甘美な天の教えへ。
私たちの心が、地から離れてあなたの元へ引き寄せられるように。

10.これは聖なる十戒
Dies sind die heilgen zehn Gebot BWV 635
これは聖なる十戒 わたしたちの主なる神が与えられた 忠実なしもべ モーゼにより
シナイ山上高いところで。 キリエエレイソン。

11.天におられるわたしたちの父よ
Vater unser im Himmelreich BWV 636
天におられるわたしたちの父よ、 あなたはわたしたちすべてに仰せられました。
兄弟となってあなたを呼ぶようにと あなたはわたしたちに祈ることを求められます。
口で祈るだけではなく 心の底から祈れるように助けてください。

12.主イエス・キリストよ、私はあなたに呼びかけます
Ich ruf zu dir, Herr Jesu Christ BWV 639
主イエス・キリストよ、私はあなたに呼びかけます わたしの嘆きを聴いてください
いまこの時にわたしに恵みを与えてください 失望を与えないでください!
主よ、あなたはわたしに正しい信仰を与えてくださいます 
あなたのうちに生きること 隣人の役に立つこと あなたのみ言葉を守ること。

13.わたしたちが苦しみの極みにあるとき
Wenn wir in höchsten Nöten sein BWV 641
わたしたちが苦しみの極みにあるとき なにをすればいいのかわからないとき
助けも忠告も与えられず 朝から夜まで心配をしているとき
このわたしたちの慰めとなるのは わたしたちが一緒となり
あなたに呼びかけるのです、おお 誠実な神よ 不安と苦しみからの助けを求めて。

14.愛する神のみ心に従うもの
Wer nur den lieben Gott lässt walten BWV 642
愛する神のみ心に従い いつの時も神に希望を置くものは 
いつの苦しみや悲しみのときにも すばらしいものを神よりいただけます。
いと高き神なる主を信頼する人は 砂の上に家を立ててはいません。

歌い、祈り、神の道を行きなさい 誠実なことのみを行ないなさい
そして天の豊かな恵みを信じなさい あなたは新たに生かされます
神へ信頼をおくものを 神は見捨てることはありません。

オルガンソロ前奏曲とフーガイ長調 BWV 536
Präludium und Fuge in A, BWV 536

以下頂きましたコメントです。
・東山教会のパイプオルガンをはじめてききました。聖堂と調和した、でも力強いオルガンの音でした。ありがとうございます。(J.H.様)
・トリエンナーレのため、今秋、初となりました。芸文コンサートホールも拝聴させていただきました。滅多にあのオルガンを聴く機会もなくなりました。今後もたまには芸文で演奏してください。小さいながらこの楽器にあった良い響きでした。ホールで聞いている感覚でした。(H.I.様)
・小型のパイプオルガンとは思えない重厚な響き。低音の響きは大変良かったです。(ダイナミックな音域でした。)全体に美しい音色でした。賛美歌が大変きれいな声でした。前奏曲とフーガイ長調BWV 536、BWV 634,631(W.N.様)
・久しぶりに吉田文さんの演奏に会えて嬉しかったです。今日は自分の思いちがいで、覚王山の方にある東山教会(プロテスタント)までてくてく歩いていったら、あれ!雰囲気が感じられない。ーーーーーそして再度地下鉄に乗り「本山」まで。そしてようやく到着。演奏ははじまっていましたが、最後まで聴くことができました。この教会ははじめてです。シューズボックス型で、信行さんのソロも入り、五反城教会とは違った響きを感じました。(I.K.様)
・名古屋カテドラル(布池教会)ではこの様なコンサートはやらないのですか?(K.N.様)
・今日は韓国の留学生の方に来ていただくことになっていましたが、体調がすぐれず楽しみにしていたのに残念だとの連絡をもらいました。名古屋でこのような機会があるのだと、とても感心していらっしゃいました。前は東京で学ばれていたともことですが、名古屋に来て本当によかったとお話されていました、メゾソプラノよかったですね。久しぶりのオルガン、ありがとうございました。(K.W.様)
・明日、11月8日は、母T子の満81歳の誕生日です。これまで元気に喜びにあふれて家族と共に生活をさせて頂いて居ります。神様に謹んで感謝申し上げます、Gratia!!(N.T.様)
・前に、(パイプオルガンの)後ろから中を見せていただいて、今日は音をきくことができて大変うれしい。明るく大きな音が出て、このホールにぴったり。バッハが一つふえた。(M.Y.様)
・楽しみにしています!ありがとうございました!(A.H.様)
・Ich freue mich sehr heute Abend! Danke schoen(今日この夜、とても喜びました。ありがとうございます。)(S.Y.様)

コンサート後、信行香代子さんとのツーショット(ならぬ、ヨゼフ様とのスリーショット??)
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by principal8 | 2010-11-30 17:07 | 2010・名古屋オルガンの秋

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