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名古屋オルガンの秋 organaki.exblog.jp

2007年より始まった「名古屋オルガンの秋」のサイトです。


by principal8
毎年名古屋市中村区にあるカトリック五反城教会で開催させていただいている「名古屋オルガンの春&秋」のお知らせです。

名古屋オルガンの春&秋2021
「雲に虹が現れるとき」(創世記9,16)

コロナ禍で世界中が混乱に陥った2020年が過ぎ、これからの見通しが未だ立たないまま私たちは2021年を迎えています。
新しい生活様式と言われるものを受け入れながらも、これまでとは異なった社会や世界への関わり方を一人一人が模索しています。
世界が混沌とし続け、軸がぶれてしまった様な今、オルガンの響きを通して何ができるのか名古屋オルガンの秋実行委員会でも考え続けましたが、このような時だからこそ今年は「虹」をテーマにしたいと思いました。

旧約聖書の創世記では、虹が神と人との契約のしるしとして描写されています。聖書の記述によると、神は堕落した世界を大洪水で洗い流し、ノアと家族、そして一対ずつの動物たちを箱舟で救います。その後「すべての肉なるものが大洪水によって滅ぼされることはもはやない。洪水が地を滅ぼすことはもはやない。(創世記/ 09章 11節、共同訳)」との言葉とともに、その約束を証する為に虹を雲の中に置かれます。

雲に虹が現れるとき、私たちが虹を心に浮かべるとき、私たちは目に見えない存在に常に守られていることを思い起こすことができます。
多彩なオルガンの響きのうちに、多くの作曲家が残した神への信頼と平和への希望を感じて頂ければうれしく思います。
人と人の距離を分け隔ててしまうコロナ禍においても、虹色に輝く五反城教会のステンドグラスのもと、音楽が私たちの心と心をつなげる架け橋としての虹となりますように。そして、私たちが明日と未来へ踏み出す力となりますように。

5月2日 めでたし、海の星 Ave maris stella 〜 聖母マリアの作品
J. S. バッハ  私の魂は主をあがめ BWV 648, BWV733
Fr. リスト/アルカデルト アヴェ・マリア
C. ザットラー 皐月の女王マリア 他
吉田文 (Org.)

7月4日 神のみに栄光 Soli Deo Gloria 〜 J. S. バッハの作品
幻想曲 ト長調 BWV572
前奏曲とフーガ ト長調 BWV541
協奏曲 ト長調 BWV592 他
吉田文 (Org.)

10月3日 宗教的協奏曲 〜 ソプラノとともに
V. リューベック 前奏曲 ト長調 (Org. solo)
J. S. バッハ 前奏曲とフーガ ハ短調 BWV546 (Org. solo)
J. ドリースラー 宗教的協奏曲 作品47,1より(Sop. & Org.)他
Th. マイヤー=フィービッヒ (Org. solo)、岡眞里子&吉田文 (Sop. & Org.)

11月28日 天よ、露を滴らせよ Rorate, caeli desuper 〜 待降節の作品とオルガン連弾作品
L. ケルビーニ 2台のオルガンの為のソナタ
G. A. メルケル 4手連弾の為のソナタ二短調
待降節のコラール作品 他
吉田文 & Th.マイヤー=フィービッヒ (Org.)

全て日曜日、15:30-16:30
カトリック五反城教会
名古屋市中村区二瀬町27

決まった入場料は設定していません。コンサート後に、これからのコンサート運営のために、みなさまのお気持ちに見合った任意のご寄金をお願いしています。

お問い合わせは二宮音楽事務所052-505-0151までお願いします。

名古屋オルガンの春&秋2021のご案内とお知らせ_b0141416_18433203.png

名古屋オルガンの春&秋2021のご案内とお知らせ_b0141416_18434183.png




# by principal8 | 2021-04-21 18:44 | 2021・名古屋オルガンの春&秋
久々にゲストをお迎えできた今回のコンサートでした。

コロナ禍に振り回された2020年でしたが、4回のコンサートを何とか、何らかの形で無事に開催できたことには感謝しかありません。五反城教会様には特に、5月17日の無観客コンサートや、6月7日もカトリック名古屋教区で公開ミサが許可されたすぐのコンサートをご快諾頂き、とても有り難かったです。
10月4日のコンサートは小出信也さんがご病気でお越し頂けなくなり、無念ではありましたが、いらして下さったみなさまにもあたたかく受け入れて頂けたことにも、本当に感謝しています。
昨日11月1日は、例年より早く最終回を迎えました。
津田先生とはコロナが何となく危なくなってきそうな時点で日程調整をしている中で、念の為に、その頃には収束していることを願い最終回に設定させて頂きました。
願ったような収束事態ではありませんが、今年4回の中では一番多くのお客様に恵まれ、だんだんと文化活動も息吹き返している手応えを感じたことも確かです。
そのような中で、津田先生のオルガンに対する愛がこもった素晴らしいコンサートが開催できたことは、最大の喜びでもありました。楽器がとても喜んで、天へ響きを届けるが如く歌っていたようにも感じました。

以下、頂いた感想です。
・今日もすばらしいコンサートありがとうございました。バッハ大好き!ヴィエルヌは今練習中で興味深かったです。(E.T.様)
・すばらしい音色でした。心に残るオルガンコンサートでした。これからもぜひききたいと思います。(H.I.様)
・久しぶりのオルガンの音楽、響、にふれて楽しかったです。(H.I.様)
・津田先生、とても分かり易くていねいに解説頂き良かったです。来年も是非いらして下さい、お疲れ様でした。文先生、大変な年ですが、応援してます。お体大事にしてください。やはり「バッハ」いいです。(BWV547)心洗われました。久しぶりに伺って良かったです。多分、南山でまた。追伸 アンコールでめずらしいモーツァルトのオルガン編曲、明るくていいですネ。津田先生、ありがとうございました。祈・再会。(S.S.様)
・最後のひびきがきれいにひびいて、きいていてはくりょくを感じて良かったです。(N.S.様、E.N.ちゃん)
・奏者の方が違うと選曲も違うので、今日もいつもとは違う感じで楽しかったです。「よく知っている曲」でも実際の演奏を見ると、ここはペダルだったのかとか発見があります。ありがとうございました。(M.O.様)
・いつもご連絡ありがとうございます。今日もすばらしい音を聴かせていただき有りがとうございました。(A.K.様)
・とても良い選曲で楽しませていただきました。ヴィエルヌの曲は初めて聴きましたが、特に3曲目は幻想的な世界に惹きこまれました。楽しかったです。アンコール曲のモーツァルトもやさしい音色が素敵でした。弾いてみたくなりました♪ ありがとうございました。(M.I.様)
・最後の珍しいモーツァルトの教会ソナタ、興味深く聴かせていただきました。(J.M.様)

最後に、この2020年度、お越しくださいました方、そしてご声援をくださいました方、見守ってくださっているみなさま、カトリック五反城教会の大海神父様とみなさま、本当にありがとうございました。
オルガンの響きを通して、楽しさや充実さ、幸せを感じていただくことができれば、その気持ちの波紋が広がっていくと思うので、それが少しでも世界の調和につながっていけばいいなと思っています。
来年度もどうぞよろしくお願いいたします。

P.S. 今年のパイプオルガン関連の催しはまだ続きます。
1. 愛知県芸術劇場コンサートホールでのパイプオルガンブランチコンサートはまだ11月11日(水)、12月9日(水)10:30-11:30 にあります!
2. 11月21日(土)13:45から吉田文のリサイタル「無言歌」を愛知県芸術劇場コンサートホールで行います。
3. 12月12日(土)にはカトリック南山教会で「今年はみんなで聴こう!クリスマスのお話」を開催します。


# by principal8 | 2020-11-02 13:46 | 2020・名古屋オルガンの春&秋
愛知県芸術劇場コンサートホールで11月11日に予定していましたヴィンフリッド・ベーニッヒのパイプオルガンブランチコンサートは、ベーニッヒ氏の来日が不可能と確定しましたので、吉田が演奏いたします。
ぎりぎりまで待っていましたが、やはりコロナの関係で9月末の時点でドイツがまだ上陸拒否国になったままであること、また来日に伴い企画をしていた他所での演奏会開催も難しくなったことから、ベーニッヒ氏の来日を延期することとしました。
現時点ではいつになるのかわかりませんが、事態が落ち着きましたら改めて調整しますので、ご了承頂けます様お願い申し上げます。


# by principal8 | 2020-10-10 15:47 | 芸文ブランチコンサート

10月4日

10月4日は、小出信也さんが脊椎の圧迫骨折のために出演不可能となり、オルガンソロのプログラムとなりました。
小出さん目当てにお越しくださった方には本当に申し訳ございませんでしたが、みなさまにあたたかくご理解頂け、心より感謝しています。
皆様から頂戴しましたお見舞いが期待以上に多かったので、
・お花のアレンジメント
・美味しいものかお支えになれそうなものを選んでいただけるカタログギフト
の両方をお送りすることができました。改めましてお礼申し上げます。
みなさん小出信也さんの音色をとても楽しみにされていらっしゃるのが、ひしひしと感じられました。
小出さんの一刻も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。

いただきましたコメントをご紹介します。
・ソロもたのしみにしています。(T.W.様)
・大変素晴らしい演奏会でした。ありがとうございました。(K.H.様)
・珍しく、聴きにいこうかな、と言い出した高1の息子と参りました。20世紀の音楽は難解でした。聴いたことがない曲を聴かせて下さってありがとうございます。11月、全部行きます。楽しみにしております。(E.T.様)
・たいへんな時期に演奏会を開いていただき、ありがとうございまう。今日は開演時間を間違えたおかげで足の見える席に座ることができ、改めてオルガン面白いなと思うことができました。(M.O.様)
・子連れOKにしてくださりありがとうございました。すてきな時間でした。(M.T.)
・チェンバロの編曲とても良かったです。新しい歌を主に、ですね。バッハのモテットの曲を思い出しましたが、オルガンに編曲できないかなぁ?(Y.S.様)
・バッハの素晴らしい音色とトーマス・マイヤーさんの現代的な音楽をありがとうございました。又楽しみにしております。(Y.S.様)
・とても素敵なコンサートでした。ありがとうございました。つい思わずひきこまれてしまいました。(A.F.様)




# by principal8 | 2020-10-10 15:42 | 2020・名古屋オルガンの春&秋
コンサート10日前の急なお知らせとなり、大変申し訳ございません。
都合により、フルートの小出信也さんの来名が困難になりました。

つきましては、プログラムを【オルガン・ソロ】と変更して、吉田とマイヤー=フィービッヒの分担演奏によるコンサートを開催いたします。

楽しみにして下さっていたみなさまには大変申し訳なく思います。
私たち自身も残念で仕方がありません。また、次の可能な機会に小出さんは必ずいらしていただきたいと思っていますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

以下、変更後のプログラムです。

J. S. バッハ トッカータ ホ短調 BWV914 (吉田)
Th. マイヤー=フィービッヒによるパイプオルガンの為の編曲(初演)

E. ペッピング 「18のコラールによる前奏曲・後奏曲」より (マイヤー=フィービッヒ)
 Wunderbarer König
 Wir danken dir, Herr Jesus Christ
 Die, die, Jehova, will ich singen

J. レンナー jun. 「12の前奏曲 op. 67」より (吉田&マイヤー=フィービッヒ)
 第3番 ト長調 Th. マイヤー=フィービッヒによるオルガン連弾の為の編曲
 
M. ケルン 「オルガンの為のリトネル」より (マイヤー=フィービッヒ)
 II 見よ、神の幕屋が人の間にある
 III 彼があけぼのの星である
 V 信仰は神への強い希望

J. S. バッハ 前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548 (吉田)

# by principal8 | 2020-09-23 17:50 | 2020・名古屋オルガンの春&秋