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2017年度 名古屋オルガンの春と秋のお知らせです   

2017年 04月 16日

なんだか、2016年の「オルガンの秋」のお知らせをしないまま2017年に入っておりました
その間お越し下さっていたみなさま、大変申し訳ございませんでした。
2017年のオルガンの春&秋は、500年を迎える宗教改革に目を向けて、「ルターのコラール&バッハ作品」を中心にお届けしたいと思っています。

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名古屋オルガンの春2017

5月21日(日)15:30
フルートとパイプオルガン
J. S. バッハ トリオソナタ第3番(キルヒナー版)
J. S. バッハ トッカータとフーガニ短調(ドリア調) BWV 538 他
小出信也(Fl.) 吉田文(Org.)


名古屋オルガンの秋2017
宗教改革500年 〜バッハが手がけたルター賛美歌によるコラール編曲〜

10月22日(日)15:30
J. S. バッハ「18のライプツィヒコラール集」より
J. S. バッハ 「来れ聖霊、我が主」 BWV 651, 652
「いま来たりませ」BWV 659, 660, 661
「われらの救い主なるイエス・キリストは 」BWV 665, 666 他
吉田文 (Org.)

11月11日(日)15:30
ルター賛美歌 ~バッハと継承者による作品~
M. レーガー 神は我がやぐら op. 67,6
Th. マイヤー=フィービッヒ 「いま来たりませ」によるパルティータ
J. S. バッハ 「神は我がやぐら」 BWV 720、「天のかなたより」によるカノン風変奏曲 BWV 769 他
トーマス・マイヤー=フィービッヒ (Org.)

11月26日(日)15:30
J. S. バッハ「第3クラヴィーア練習曲集」より
前奏曲とフーガ変ホ長調 BWV 552
「キリエ」 BWV 669, 670, 671
「いと高き神に栄光あれ」 BWV 676 他
吉田文 (Org.)

注:ドイツ語で聖歌・賛美歌のことを「コラール」と言います。「コラール編曲」とは、聖歌や賛美歌の旋律を元として創られた作品のことを指します。

主催:「名古屋オルガンの秋」実行委員会
協賛:サンメッセ 学院倶楽部
協力:カトリック五反城教会 ルンデ 二宮音楽事務所
お問合せ先:二宮音楽事務所052-505-0151 mail@aya-yoshida.de
オルガンの秋ホームページ: http://organaki.exblog.jp
決まった入場料は設定していません。各演奏会後に、みなさまのお気持ちに見合った任意のご寄金をお願いいたします。


 コンサートシリーズ「名古屋オルガンの秋」はカトリック五反城教会のパイプオルガンが修復されたこと、そして、カトリック五反城教会を創立した神言修道会の来日100周年を記念して2007年に始められ、今年で10年目、開催11回目を迎えます。今までこの「名古屋オルガンの秋」を通して本当にたくさんの出会いとご縁を頂きました。今までご支援下さいましたみなさまに厚く御礼を申し上げます。これからも、「パイプオルガンの楽しさ」と「祈りの音楽による心の響きと幸せ」を名古屋より発信し、多くの方に「調和・ハーモニー」をお届けして参りたいと思っています。
 五反城教会には1978年にドイツ・ケルン市のペーター社によって建築された30ストップの楽器が設置されています。日本にあるパイプオルガンの中でも歴史的な価値の非常に高い楽器だと言えるものでしょう。当時の五反城教会司祭であったドイツ出身の神言会司祭ヨゼフ・トナイク神父はオルガンが設置された1978年に「名古屋オルガン友の会」を創立しました。以来、2001年に解散されるまで名古屋オルガン友の会は数多くのコンサート、又はコンサートシリーズを開催し、名古屋のオルガン文化の重要な担い手として活発な活動を続けていました。当時は中部地方でも希少なパイプオルガンのうちの一台であったこの楽器を使用し、マリー=クレール・アランをはじめとした世界中から来日した名オルガニスト達がこぞってコンサートを行っています。
 名古屋オルガンの秋実行委員会ではこの伝統を受け継ぎ、名古屋を中心に多面的なパイプオルガンの楽しさ、素晴らしさ、教会音楽の心を継続的に伝えていけるように活動をしたく考え、「名古屋オルガンの秋」を催します。
 なるべく多くの方にパイプオルガンという楽器の魅力に触れて頂きたいという方針から、基本的に入場は設定していませんが、今後の継続的な活動が可能となるよう皆様のご寄金のご協力を心よりお願いいたします。

2017年度名古屋オルガンの春&秋
 今年はマルティン・ルターがヴィッテンベルク市の教会に95ヶ条の論題を打ちつけたことにより宗教改革が始まったとされた年、1517年から500年目を迎えます。
 「名古屋オルガンの春&秋」ではルターが翻訳をしたり、創作をした聖歌・賛美歌に目を向け、その中でもプロテスタント教会の信仰があったからこそ在り得た巨匠ヨハン・ゼバスティアン・バッハが手がけた作品を重点的に取り上げたいと思います。
 元NHK交響楽団主席フルート奏者である小出信也さんには毎年「オルガンの春」の時期にいらして下さいますが、今年は5月21日となります。フルートとパイプオルガンによるバッハ作のトリオソナタを初め、フルートが歌う賛美歌など、小出信也さんの美しいフルートの響きを存分お楽しみ頂けるようにプログラムを構成します。
 10月22日には「18のライプツィヒコラール集」に収録されているルター賛美歌作品を中心としながら、「オルガン小曲集」に収録されている作品や、その他作品集に属さないバッハ作・ルター賛美歌によるコラール編曲作品がお聴き頂けます。続いて11月11日には、バッハが創ったルター賛美歌作品と、同じ旋律を使ってドイツ語圏作曲家によって作曲された様々な古今の作品が対比して演奏されます。作曲者自身によって演奏されるマイヤー=フィービッヒの作品も聴きどころです。11月26日には、ルター派礼拝で使われる賛美歌と教理問答に関する賛美歌を収録した作品集「第3クラヴィーア練習曲」より、ペダル付きの作品を選曲しました。
 いずれも非常に聴き応えのあるバッハプログラムとなっています。バッハの源流とも言えるルターの賛美歌を心に抱きながら、パイプオルガンによるバッハの壮大な音楽の響きをぜひとも経験していただければうれしく思います。
 
 
演奏者プロフィール
小出信也Shinya Koide(フルート)
15才の時にフルートを始め、故林りり子に師事。第25回毎日音楽コンクール(現日本音楽コンクール)で第2位入賞。21才でNHK交響楽団へ入団。1962年アウロス木管五重奏団で芸術祭奨励賞を受賞。68年フランス政府給費留学生として渡仏、J.P.ランパル、C.H.ラルデ等に師事。ザルツブルグのモーツァルテウム夏期講習会でカールハインツ・ツェラーに師事。78年 第1回パリ国際フルートコンクール(後のランパルコンクール)審査員。N響においても定期公演などに度々ソリストとして出演。国内外の演奏家との共演も多く、故安川加寿子と「フランス音楽の夕べ」や、ゲヴァントハウス弦楽四重奏団、シュツットガルトゾリステン等との共演など多数。N 響功労者に贈られる有馬賞を受賞。1998年、39年間在籍し、首席奏者を努めたN響を定年退職。99年日本フルート協会主催の名古屋コンベンションでヴォルフガング・シュルツと協演。2000年にはプラハで Nostitz String QuartetやPrague Chamber Strings と共演して好評を得た。2003年10月にリリースしたCD KOIDESSIMO II はレコード芸術誌12月号で特選盤に選ばれた。
現在はソリスト、室内楽奏者として活躍している。ウェブサイト:http://www.koidessimo.com/

トーマス・マイヤー=フィービッヒ Thomas Meyer-Fiebig(作曲、パイプオルガン)
ドイツ・デトモルト音楽大学作曲科、同大学院作曲課程科卒業。1978年来日。以来、国立音楽大学及び大学院にて作曲科の教授として後進の指導にあたる。ドイツ各地の大学にても特別講義講師としてたびたび招聘されている。作曲家としての活動の傍らオルガニストとしても活発な演奏活動を続けており、1998年にはドイツのエルツ山脈地方ナッサウのジルバーマン製作の歴史的オルガンにてCDを収録した。2015年国立音楽大学退官。国立音楽大学名誉教授の称号を得る。「名古屋オルガンの秋」実行委員。

吉田文 Aya Yoshida(パイプオルガン)
ドイツ・ケルン音楽大学カトリック教会音楽科、並びにパイプオルガン科卒業。A級教会音楽家及びドイツ国家演奏家資格取得。パーダーボルン大聖堂オルガニスト常時代理、ケルン南部司牧地区教会音楽家等を歴任。名古屋オルガンの秋主宰。日本オルガニスト協会会員。名古屋女子大学准教授。南山大学非常勤講師、南山エクステンションカレッジ、朝日カルチャーセンター講師。2015年度名古屋市民芸術祭特別賞受賞。


交通のご案内
カトリック五反城教会
中村区二瀬町27
(052)412-3456
地下鉄東山線「岩塚駅」2番出口より徒歩5分

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by principal8 | 2017-04-16 11:35 | 2017・名古屋オルガンの春&秋

「名古屋オルガンの秋2011・和の響き」 を開催します!   

2011年 08月 03日

コンサートシリーズ「名古屋オルガンの秋」はカトリック五反城教会のパイプオルガンが修復されたこと、そして、カトリック五反城教会を創立した神言修道会の来日100周年を記念して2007年に始められ、今年で5回めの開催を迎えます。今までご支援下さいましたみなさまに心より御礼を申し上げます。これからも、「パイプオルガンの楽しさ」と「音楽による心への響きと幸せ」を名古屋より発信し、多くの方にお届けして参りたいと思っています。

今回は、ヨーロッパの教会という土壌で発展した、西洋の祈りの楽器である「パイプオルガン」と、日本人の心の響きを奏でる「和楽器」という両極のジャンルの邂逅による、今までとはひと味違うパイプオルガンの楽しさをお聴き頂きたく「和の響き」と名付けたコンサートシリーズを開催します。
未知なる響きの発見、また、現代という東洋と西洋とが融合した世界に生きるわたしたちの「音楽」や「存在」について改めて向かいあう機会ともなり、心の豊かさと、ひとときの癒しを感じていただけるコンサートとなることを願っております。もちろん、パイプオルガン本来のレパートリーも、存分お楽しみ頂けるような構成となっていますので、どうぞご安心してお越し下さい。

なるべく多くの方にパイプオルガンという楽器の魅力に触れて頂きたいという方針から、基本的に入場は無料としましたが、今後の継続的な活動が可能となるよう皆様のご寄金のご協力を心よりお願いいたします。

名古屋オルガンの秋2011 和の響き

10月2日(日)15:30 カトリック五反城教会
パイプオルガン・ソロコンサート「和の響き」
溝上日出夫 「雲中供養菩薩」楽
花村光浩 オルガンのための小品《彩り》 他
オルガン:吉田徳子

10月15日(土)14:30 レクチャー 15:30コンサート カトリック五反城教会
パイプオルガン・レクチャーコンサート
東日本大震災復興支援チャリティープロジェクト「みんなで創ろう、オルガン作品!」初演
D. ブクステフーデ トッカータへ長調 BuxWV156他
解説:吉田文 オルガン:トーマス・マイヤー=フィービッヒ

10月22日(土)18:00 カトリック五反城教会
和の「ことば」とパイプオルガン
N. ブルーンス 前奏曲ホ短調
八木重吉 詩の朗読とオルガン即興演奏 他
朗読:児玉たまみ オルガン:吉田文

11月13日(日)15:30 カトリック五反城教会
和の笛とパイプオルガン
J. S. バッハ 前奏曲とフーガ変ホ長調 BWV 552、「オルガンミサ」より「キリエ BWV669-671」
Th. マイヤー=フィービッヒ 「Monologe-Dialoge」(委託作品、初演) 他
笛:竹内明彦 オルガン:加藤千加子

11月23日(水・祝)ロゴスセンター
ワークショップ みんなで弾こう、パイプオルガン!
南山大学内のロゴスセンターに設置してある小型のパイプオルガンを弾いてみませんか?
詳細は裏面をご覧下さい。
講師 吉田文

11月27日(日)15:30 カトリック五反城教会
和太鼓とパイプオルガン
J. S. バッハ トッカータとフーガニ短調 BWV565
井上英樹 天地礼賛~オルガンと和太鼓のために~ (委託作品、初演) 他
和太鼓 井上英樹 オルガン:吉田文


主催:「名古屋オルガンの秋」実行委員会
協賛:オルガン工房ヴィリ・ペーター 株式会社日進衣料 サンメッセ ブリティッシュ・アカデミー
協力:カトリック五反城教会 ロゴスセンター 神言修道会 ルンデ 二宮音楽事務所
お問合せ先:ルンデ 052-861-0162 mail@aya-yoshida.de
オルガンの秋ホームページ: http://organaki.exblog.jp
全コンサートとワークショップ「みんなで弾こう、パイプオルガン!」は入場・参加無料。各催し物後に今後の「名古屋オルガンの秋」実行のためのご任意の寄金をお願い致します。


交通のご案内
ロゴスセンター
昭和区八雲町104
(052)833-3110
南山大学構内
駐車場がありませんので、公共交通機関でお越しください。

カトリック五反城教会
中村区二瀬町27
(052)412-3456
地下鉄東山線「岩塚駅」2番出口より徒歩5分
地図地図
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by principal8 | 2011-08-03 18:32 | 2011・名古屋オルガンの秋

入場無料についてかれこれ   

2008年 06月 09日

どの催し物でもそうですが、「あれもやりたい」「これもやりたい」のはやまやまなのですが、やはり、どうしたら、財政的にも重荷がなく、長期的に無理がなく続けられるのだろうか、という課題に直面します。
これは、主催する方にとっても勿論ですが、お客さんにとっても重要なことです。
そうすると、勿論、入場料は幾ら位に設定すればいいのだろうか、という問題を解かなければいけなくなります。

しかし、「名古屋オルガンの秋」の目指すものは、どなたにでも知っていただきたいパイプオルガンの魅力。
それに加えて、開催場所は、どなたにでも扉の開かれている教会。
「今日、このコンサートに2000円払ったら(2人で行けば4000円!)、今晩の晩酌を抜かなければいけないかな?」「コンサートには行きたいけど、バイトを3時間余分にしなければ...。でも時間がないし...。」
このような思いは、していただきたくありませんでした。
とにかく、聴きにいらして頂きたい。楽しんでいただきたい。
パイプオルガンの響きが心に何かを残してもらえれば、一番うれしい。

私こと当サイト管理人がドイツの教会で音楽家として働いていたときも、本当に沢山の教会コンサートを主催・共催しました。

ドイツには教会税という、お給料から天引きされる税金システムがありますので、ある程度の予算は教会音楽にも回してもらえます。
その中で、典礼に使う分、コンサートに使う分、印刷物に使う分、楽譜購入に使う分などを神父様と相談して決めます。
やはり、基本的には、典礼(=儀式)のための教会音楽ですので、そちらがまず優先。でも、コンサートを通して教会にいらっしゃる方も少なくないので、コンサートも切り詰めたくありません。

しかし足りないものは足りない。
まず、経費のかからない方法、即ち、自分で弾く、というところから始めました。ただで弾いてあげるよ、という友だちにも弾いてもらいました。ただでもいいから、是非弾かせて欲しいという方はもちろん両手を広げて大歓迎です。(晩ご飯はちゃんとおごりましたよ♪)
そして、コンサートにいらした方には献金をお願いしました。
でも、本当に、献金をしたい、という方だけにです。
これは、ドイツではよく取られている方法です。
「入場は無料だけれど、カネをおいていかなければウチへは帰さんぞ」みたいな、威圧的な募金は理想ではありません。

そして、献金をお願いするのも教会音楽責任者の私ですので、コンサートを自分で弾き終わった後、お辞儀をしてすぐ教会の出口へまわり、ありがとうございます、って挨拶をしていました。
献金を頂くのもありがたいけれど、いらしていただくのもありがたいのです。

でも、そうこうしているうちに、私の担当していた教会へコンサートを聴きにきてくださる方の数も少しずつ増え、だんだんと、些少ではありましたが他の音楽家に払えるような基金もできてきて、銀行の財団や、個人の方からの大きなバックアップも頂けたこともあり、勤めはじめてから10年め(だったと思う)位には、大きな教会音楽フェスティヴァルが催せるまでに殖えていました。

そんな中で、さまざまな人との出会いがありました。
「ごめんなさい、今日、財布持ってくるの、忘れちゃったの」と言って、髪飾りを献金箱に入れていってくれたチャーミングなフランス人のご婦人。
「息子の命日なんです。いい音楽をありがとう。」と涙ながらに帰っていった人。
毎年、四旬節のコンサートになると遠いところからわざわざいらしてくれた方。
そして、毎回毎回コンサートに来るのが楽しみ、と、不自由な足をひいて教会までいらしてくれたおばあちゃん。いっつも遅れて来て、その割にどしゃんがらんと大きな音をたてて席について(勿論演奏中に)、コンサート後は「本当は献金したいのだけれど、これだけしかないんです、ごめんなさい。」と言って、銅貨をチャリンと入れていってくれたこの人、最初の頃は、ちょっと困ったなぁと思っていたのです。
私も、細かいお金というのは勘定するのが割合面倒なので、別に入れてくれなくてもいいのだけれど...などと思いました。「無料で入れるのだから、お金を頂戴しなくてもいいんですよ。」何度、そう言おうかと思いました。今から思うと随分僭越な考えです。
でも、そのうちに、そうではなくって、彼女は彼女なりに、彼女の心を献金箱に入れてくれているんだって気が付きました。
そうか、音楽や銅貨を通して心と心が響き合えるんだ。

そして、私が教会の仕事をやめた後、風の便りで、このおばあちゃんが亡くなったことを聞きました。
何だか彼女のことがとても心に残っており、「オルガンの秋」も、やっぱり基本は入場freeでいこう!と思ったのです。

「入場無料」と掲げたところで、「ご任意の寄金をお願いします」というのも、実は何だか少し後ろめたい。
ドイツ語で「ご入場はどうぞご自由に、あとからご献金をお願いします」という場合に、「Eintritt frei, Spende/freiwilligen Beitrag erbeten」などと言うので、「入場自由」と書こうかとも思ったのですが、そうすると、今度は日本語のニュアンスで「(演奏中の)出入り自由」...みたいにも聞こえてくる。ちょっと微妙。

まだ、いろいろ試行錯誤中ですね。

ワンコインや1000円など、一定の金額を設置してくれた方が出し易い、というご意見もありました。う〜む。それもそうかも知れない。
でも、そうすると、又、堂々巡りになりますが、「来れる人」と「来れない人」を分けてしまうようで、私としては心苦しい。

子供がおこづかいの中から出してくれる20円も、どこかの財団が出してくれる50万円も、教会の方がしてくださる無報酬のお手伝いも、全てのものに重要な価値があり、ありがたく受け取るものだと思っています。
だから、私としては、どのような金額であれ代価であれ、有り難く頂戴して、責任を持って次のコンサートへ還元するようにしています。

そして、去年の時も、いらして下さった皆様には、本当に多くのご好意のあるご寄金を頂戴しました。この場でも改めてお礼を申し上げます。
おかげさまで、今年は、数名のスペシャルゲストに出演をお願いすることができた他、2009年春にも大物オルガニストのコンサートを「オルガンの秋・特別版」として開催ができる目処もついております。うれしいな。

もともと私が能天気なことがあり、どんぶり勘定で今までの30ウン年生きてきたこともあり、結局、一人当たりの入場料が平均していくらぐらいだと採算が取れるのかどうかなど、あまり心配していない、というのが実は「入場無料」の訳なのかも知れません。(そういう込み入った計算ができない、との説もある。)
今年は、昨年、皆様方からご寄金をいただいたので、又昨年とは趣向の違ったコンサートもできます。楽しんでいただけるといいな。
そしてもし、今年の状況がそれ程良くなければ、又、自分で弾けばいいのです。これでも一応プロの端くれ。4、5回のコンサート分ぐらいのレパートリーは充分あります。

でも、「なるようになる。」「必要な時に必要なものは降ってくる。」これが私のモットー。
お客様に、がむしゃらに押し付けるコンサートシリーズは必要がないだろうし、需要もなくなるでしょう。
でも、楽しいと言ってお客様がいらして下さるのなら、これからも「オルガンの秋」の継続は可能だと信じて、いや、知っています。
だから。
これからも、お客様と二人三脚をしているつもりで「オルガンの秋」を創っていきたいと思っています。

パイプオルガンの響きがコンサートにいらした方の心に響いて、いらした方の心の響きが又その方の周りの方にも響いて......幸せの響きが伝わっていくとうれしいな。
音楽の響き=ハルモニア=が世界の響きとなって、世界中が一つの響きで調和できるのなら、平和で愛に満ちた地上ができるかな。
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by principal8 | 2008-06-09 11:07 | 入場料と「お金」のこと

名古屋オルガンの秋について   

2008年 06月 08日

(2007年度初回「名古屋オルガンの秋」チラシよりの抜粋です。)

この度、五反城教会オルガン修復の完成を記念して、第一回「名古屋オルガンの秋」を開催する運びとなりました。

カトリック五反城教会は神言修道会(神言会)が創立した教会です。代々、神言会の司祭が主任司祭として司牧にあたり、パイプオルガンと音楽を通して神の「み言葉」を伝え続けたヨゼフ・トナイク師も神言会の司祭でした。

南山学園の母体でもある神言会は今年、来日100周年を祝います。今回の「名古屋オルガンの秋」はこれも記念として開催されます。

名古屋オルガンの秋実行委員会では、このコンサートシリーズを期に今後とも名古屋に多面的なパイプオルガンの楽しさ、素晴らしさを継続的に伝えていけるように活動をしたく思っております。

来回には国内外からのアーチストの招聘、又、名古屋周辺各地のパイプオルガンを使用してのコンサート、子供・若者を対象としたレクチャーコンサートやオルガンアンサンブルのコンサートをも計画しています。

なるべく多くの方にパイプオルガンという楽器の魅力に触れて頂きたいという方針から、基本的に入場は無料としましたが、今後の継続的な活動が可能となるよう皆様のご寄金のご協力を心よりお願いいたします。
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by principal8 | 2008-06-08 18:14 | 名古屋オルガンの秋について

記念コンサートシリーズ2007   

2008年 06月 08日

(2007年度初回「名古屋オルガンの秋」チラシよりの抜粋です。)

五反城教会パイプオルガンの修復完成を記念して、4回の趣の異なったコンサートを催します。

初回のコンサート 「伝えられたもの、伝えたいもの」では、今までにカトリック五反城教会で名古屋オルガン友の会が主催をしたコンサートを通して私たちに伝えられたオルガン音楽を想い起こすと同時に又、これから私たちが伝えていきたいオルガン音楽もご紹介したいと思います。

2回めのコンサートには国立音楽大学作曲科教授であり、自身もオルガニストとして国内外で活躍しているトーマス・マイヤー=フィービッヒ教授を迎え、「Orgelversper・オルガンによる夕の祈り」と題したコンサートが演奏されます。3つのバッハの作品をコンサートの柱とし、ドイツの前期バロック、ロマン派、近代に作られた作品が演奏されます。オルガン音楽に込められた祈りを通して、ヨーロッパの教会で聴かれるオルガンコンサートの荘厳な雰囲気をお楽しみ下さい。

11月24日のコンサート「オルガンの世界へようこそ!・楽しいオルガンコンサート」では、良く知られているオルガン音楽、楽しいオルガン音楽が演奏されます。

そして最終回の記念コンサートにて、神言会の来日100周年を記念して前記のトーマス・マイヤー=フィービッヒ教授により作曲された作品、「はじめにみことばがあった」が初演されます。ヨハネによる福音の聖句による7つの小曲から成り立つこの瞑想曲は、クリスマスの神秘、即ち、神のみことばがキリストとして受肉、誕生し人間の「身」となったことを、パイプオルガンとヴィブラフォンの共演により演奏されます。現代のオルガン音楽というと理解し難いと思われがちですが、頭で理解しようとするのではなく、心に音楽の響きを受け取り、響きというコスモスに浸っていただければ嬉しく思います。ヴィブラフォン奏者にはセントラル愛知打楽器奏者の石田まり子氏をお迎えします。
又、メンデルスゾーンのオラトリオ「パウルス」より5曲を抜粋しオルガン・ソロ用に編曲された作品は2006年にCD「Streiflichter」に収録されヨーロッパでは絶賛されたものですが、本邦では初演となります。
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by principal8 | 2008-06-08 18:12 | 名古屋オルガンの秋について

五反城教会のパイプオルガン   

2008年 06月 08日

(2007年度初回「名古屋オルガンの秋」チラシよりの抜粋です。)

五反城教会のパイプオルガンは1978年にドイツ・ケルン市のペーター社によって建築されました。

27ストップ、2257本のパイプを三段の鍵盤とペダルを使用して演奏します。
音色は70年代に建築されたオルガンの典型的な配合がされていますが、その中には、エルンスト・カール・レスラーというオルガン学学者がペーター社の創立者、ヴィリ・ペーターと共同で開発した非常に珍しい音色も数種類含まれています。
又、整音はクラウス・ヒールシャーという希代の名整音士の手によって仕上げられており、日本にあるパイプオルガンの中でも歴史的な価値の非常に高い楽器だと言えるでしょう。

当時の五反城教会司祭であったドイツ出身の神言会司祭ヨゼフ・トナイク神父はオルガンが設置された1978年に「名古屋オルガン友の会」を創立しました。以来、2001年に解散されるまで名古屋オルガン友の会は数多くのコンサート、又はコンサートシリーズを開催し、名古屋のオルガン文化の重要な担い手として活発な活動を続けていました。

当時は中部地方でも希少なパイプオルガンのうちの一台であったこの楽器を使用し、マリー=クレール・アラン、ヴェルナー・ヤーコブ、ペーター・プラニャフスキー等、世界中から来日した名オルガニスト達がこぞってコンサートを行っています。

数年前よりこのオルガンは修復が必要な状態となっていましたが、2007年9月から10月までの6週間をかけてペーター社が修復・総クリーニング作業と再整音を行い、完成当時の状態へと戻りました。
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by principal8 | 2008-06-08 17:59 | 名古屋オルガンの秋について

名古屋オルガンの秋へようこそ!   

2008年 06月 08日

ようこそ、「名古屋オルガンの秋」のブログサイトへお越し下さいました!

「名古屋オルガンの秋」は、カトリック五反城教会のパイプオルガンが修復されたことをきっかけに、2007年に始められたパイプオルガンのコンサートシリーズです。
まだまだ日本ではあまり知られていない楽器、パイプオルガンの魅力を一人でも多くの方に知って頂きたい、そして、楽しんでいただきたい、との思いからこのシリーズを立ち上げました。

少し長くなりますが、次の項目
・五反城教会のパイプオルガン
・記念コンサートシリーズ2007
・名古屋オルガンの秋について
にて、初回のチラシに印刷しましたことを掲載しますので、ご興味のある方は、どうぞご一読くださいませ。

コンサートのご案内は、トップページ横の項目をご覧ください。
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by principal8 | 2008-06-08 17:47 | 名古屋オルガンの秋について