2011年 夏のご挨拶
このたび、「名古屋オルガンの秋」実行委員会が主催する2011年秋の催し物のご案内をいたします。
まず、
「名古屋オルガンの秋20111・和の響き」
が、10月2日より11月27日まで開催されます。
今回のシリーズは、西洋の教会という場で育まれたパイプオルガンの響きと、日本古来の和の響きとのコラボレーションをテーマとして据えてみました。
新しい響きの発見、また現代の日本という東洋と西洋が入り組んだ社会の中に生きる私たちの音楽や存在について改めて向かい合う機会でもあり、そして、心に優しくひとときの憩いの時でもあるように願っております。
勿論新しい試みだけではなく、従来通りの伝統的なパイプオルガンの作品も充分にお楽しみいただけるプログラム構成となっていますので、ご安心して足をお運び下さい。
また、
東日本大震災への復興支援プロジェクト第二弾としまして、「みんなで創ろう、オルガン曲!」というものを考えてみました。
これは、みなさまから「音の素材」を一口500円以上で募り、集まりました「素材」から、名古屋オルガンの秋実行委員であるトーマス・マイヤー=フィービッヒが一つの作品を紡ぎ出す、というものです。
音符を素材としたものの他にも、「ことば」を素材とすることもできますので、楽譜や音楽の事をご存じない方でもご応募して頂く事ができます。詳細はこちらからご覧ください。
多くの方の思い、考え、祈りが、ひとつの祈りの音楽・響き=調和となり、被災地へと届くことを願っております。頂きましたチャリティーは全額カリタス・ジャパンを通して被災地へと届けられます。「名古屋オルガンの春2011」では総計210.800円のチャリティーを頂きました事の御礼のご報告と共に、今回もみなさまの多数のご参加を、心よりお願い申し上げます。
次回の愛知県芸術文化センターコンサートホールにおける
「名古屋オルガンの秋presentsブランチコンサート」は、
9月14日(水)10:45より(プレ・コンサートは10:30より)
開催されます。
愛知県が世界に誇る名器で、今回はバッハ作曲のバイオリンソナタをオルガン用に編曲した作品にて、壮大なバッハの宇宙をお楽しみ頂けます他、おなじみの小フーガト短調も演奏いたします。
多くの、多くの方にお聴き頂きたく、また私個人としましても心よりお勧めしたいプログラムでもあります。
是非ぜひ、皆様お誘い合わせの上お越しいただけますよう、深くお願い申し上げます。
チケットは、二宮音楽事務所(052)505-0151、チケットぴあ、その他市内のプレイガイドで扱っております。
インターネットでもこちらよりご注文頂けますので、どうぞご利用下さいませ。
リクエストは引き続きこちらから受付しています!
これからも厳しい暑さが続きます。みなさまくれぐれもご自愛の上お過ごしくださいませ。
秋口に、少し涼しくなったおりには、ふらりとパイプオルガンのコンサートにでもいらして頂ければ嬉しく思います。お元気な皆々様方にお目にかかれますことを、心より待ち望んでおります。
吉田文