2013 名古屋オルガンの春&秋のご案内
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チラシはこちらからダウンロードできます。
名古屋オルガンの春&秋2013
5月12日(日)15:30
パイプオルガンコンサート 〜主の昇天〜
J.S. バッハ パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
O. メシアン 「主の昇天」より
C. フランク コラール第3番 イ短調 他
オルガン:吉田文
9月28日(土)17:00
典礼聖歌とパイプオルガン 〜高田三郎 生誕100周年〜
高田三郎 典礼聖歌
高田三郎 山形民謡によるファンタジーとフーガ 他
男声合唱:東海メールクワィヤー オルガン:吉田文
10月13日(日)15:30
パイプオルガンコンサート 〜バチカン市国サンピエトロ大寺院オルガニストを迎えて〜
J.S. バッハ 前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548
A. ヴィヴァルディ 協奏曲3-5 18世紀のパイプオルガン用編曲による
その他 18&19世紀のイタリアパイプオルガン作品
オルガン:ジャンルッカ・リベルトゥッチ
演奏者の意向により、コンサート後に東日本大震災被災者の為の募金をお願いいたします
10月27日(日)15:30
パイプオルガン連弾コンサート
S. ウェスリー オルガンの為のデュエット
L. v. ベートーヴェン トッカータ ト短調 op.92
G. メルケル オルガンソナタ ニ短調 他
オルガン:吉田徳子・吉田文
11月17 日(日)15:30
パイプオルガンコンサート
J.S. バッハ 幻想曲とフーガ ハ短調 BWV 538
Th. マイヤー=フィービッヒ エピタフ I (テオ・ブランドミュラーへ捧げる)
高田三郎 五常楽による瞑想曲(高田三郎 生誕100周年)
M. レーガー 「オルガン組曲op.92」より 他
オルガン:トーマス・マイヤー=フィービッヒ
11月24日(日)15:30
グレゴリオ聖歌とパイプオルガン
F. クープラン 「小教区の為のミサ」より「キリエ」
J. アラン Lucis Creatorによる変奏曲
J. ドメッシュー 12のグレゴリオ聖歌による前奏曲 他
グレゴリオ聖歌:名古屋グレゴリオ聖歌を歌う会 オルガン:吉田文
主催:「名古屋オルガンの秋」実行委員会
協賛:オルガン工房ヴィリ・ペーター 株式会社日進衣料 サンメッセ ブリティッシュ・アカデミー
協力:カトリック五反城教会 ルンデ 二宮音楽事務所
お問合せ先:ルンデ 052-861-0162 mail@aya-yoshida.de
オルガンの秋ホームページ: http://organaki.exblog.jp
全コンサート入場・参加無料。各催し物後に今後の「名古屋オルガンの秋」実行のためのご任意の寄金をお願い致します。
コンサートシリーズ「名古屋オルガンの秋」はカトリック五反城教会のパイプオルガンが修復されたこと、そして、カトリック五反城教会を創立した神言修道会の来日100周年を記念して2007年に始められ、今年で開催7年目を迎えます。今までご支援下さいましたみなさまに心より御礼を申し上げます。これからも、「パイプオルガンの楽しさ」と「音楽による心への響きと幸せ」を名古屋より発信し、多くの方にお届けして参りたいと思っています。
五反城教会には1978年にドイツ・ケルン市のペーター社によって建築された30ストップの楽器が設置されています。日本にあるパイプオルガンの中でも歴史的な価値の非常に高い楽器だと言えるものでしょう。当時の五反城教会司祭であったドイツ出身の神言会司祭ヨゼフ・トナイク神父はオルガンが設置された1978年に「名古屋オルガン友の会」を創立しました。以来、2001年に解散されるまで名古屋オルガン友の会は数多くのコンサート、又はコンサートシリーズを開催し、名古屋のオルガン文化の重要な担い手として活発な活動を続けていました。当時は中部地方でも希少なパイプオルガンのうちの一台であったこの楽器を使用し、マリー=クレール・アランをはじめとした世界中から来日した名オルガニスト達がこぞってコンサートを行っています。数年前よりこのオルガンは修復が必要な状態となっていましたが、2007年9月から10月までの6週間をかけてペーター社が修復・総クリーニング作業と再整音を行い、完成当時の状態へと復興しました。
名古屋オルガンの秋実行委員会ではこの伝統を受け継ぎ、名古屋を中心に多面的なパイプオルガンの楽しさ、素晴らしさ、教会音楽の心を継続的に伝えていけるように活動をしたく考え、「名古屋オルガンの秋」を催します。
なるべく多くの方にパイプオルガンという楽器の魅力に触れて頂きたいという方針から、基本的に入場は無料としましたが、今後の継続的な活動が可能となるよう皆様のご寄金のご協力を心よりお願いいたします。
演奏者プロフィール
東海メールクワィヤー(男声合唱)
1946年6月創立。一般の男声合唱団。1964年~1966年には3年連続して全日本合唱コンクールで優勝。1958年より、清水脩作品を中心に邦人作品の委嘱を開始、アマチュア合唱団の邦人作品委嘱の先駆的役割を果たした。「邦人委嘱作品」に継ぐ2本目の柱は「髙田三郎作品」で、重要作品を須賀敬一先生に編曲して頂いて演奏し、全国普及活動を続けている。出版した楽譜は、14種、12、000冊を超えた。3本目の柱は「北欧音楽」で、1994年以来、松原千振先生のご指導を受け、三度の北欧旅行を行い、エストニアよりアンツ・ソーツ氏を迎えて、3回の定期演奏会でトルミス他の重要北欧曲の真髄を紹介した。2011年、元ウィーン少年合唱団指揮者アグネス・グロスマンを迎え、「ドイツ・ロマン派音楽」を4本目の柱とすべく活動を開始した。また、高田三郎作曲「男声合唱のための典礼聖歌」普及全国活動を2001年6月より開始、2010年には、カトリックの大本山ヴァチカンのサンピエトロ大聖堂にて髙田典礼聖歌を歌い、ヴァチカン高位の方から高い評価を得、2013年にヴァチカンで開催される「ジュリア聖歌隊500年記念祭」に世界15聖歌隊の中に選ばれ、招待されるという栄誉に浴した。
2013年度の主な事業は、4月30日~5月5日、ローマ「ジュリア聖歌隊500年祭ツアー」、6月23日「髙田三郎生誕100周年記念 第56回定期演奏会」、7月14日「日本男声合唱協会信州演奏会」、9月28日「オルガンの秋」、12月8日「髙田三郎生誕100年記念コンサートin 静岡」。12月22日「仙台元寺小路教会・オルガン完成記念コンサート」。
現在在籍団員 57名 平均年齢60歳。
ジャンルカ・リベルトゥッチ Gianluca Libertucci (パイプオルガン)
バチカン市国サン・ピエトロ寺院小教区、法王護衛スイス兵、法王一般謁見のオルガン奏者。ヴェネツィア音楽院オルガン科教諭。
サンタ・チェチリア音楽院(ローマ)オルガン科にてチェレギンに師事、卒業。後、ラドゥレスク氏、ステンブリッジ氏L・ローマン氏に師事。
イタリア国内外の主な音楽祭でソリストとして演奏。07年、13年にはプーランクのオルガン協奏曲ト短調演奏。
カターニア音楽院、マカオカトリック大学のパイプオルガンを設計。ドナート・デル・ピアノ建造のオルガン(18世紀)の修復コーディネーター。バチカンのオルガンすべての修復も手がけた。02年12月にはシスティーナ礼拝堂新オルガン除幕記念コンサートで演奏。08年モスクワカトリック大聖堂において「ソリ・デオ・グローリア」国際オルガンコンクール審査委員長を務める。
G・リベルト師作曲のオルガン曲全曲をバチカン出版局及びムルティメディア・サン・パオロ社にて録音。「システィーナ」教皇座聖歌隊の名誉指揮者。ベッリーニ劇場(カターニア)、サンタ・チェチリア・アカデミー(ローマ)及びローマオペラ劇場においても演奏。
トーマス・マイヤー=フィービッヒ Thomas Meyer-Fiebig(作曲、パイプオルガン)
ドイツ・デトモルト音楽大学作曲科、同大学院作曲課程科卒業。 1978年来日。現在は国立音楽大学及び大学院にて作曲科の教授として後進の指導にあたる一方、自らパイプオルガン奏者としても日本とドイツを中心に活動。「名古屋オルガンの秋」実行委員。
吉田徳子Tokuko Yoshida(パイプオルガン)
日本のパイプオルガン黎明期とも言える時期より活発なコンサート活動を開始。多くの新しい作品を紹介した。 ソロ・リサイタルをはじめ、数多くのオーケストラ、合唱団との共演者として定評を受けている。 定期的に行なうヨーロッパ演奏旅行では、いずれのコンサートも邦人作曲家の作品を含むそのオリジナルなプログラミングとダイナミックな解釈方法等が多大な好評を博した。
カトリック南山教会オルガニスト、元南山短期大学教授。
吉田文 Aya Yoshida(パイプオルガン)
ドイツ・ケルン音楽大学カトリック教会音楽科、並びにパイプオルガン科卒業。A級教会音楽家及びドイツ国家演奏家資格取得。パーダーボルン大聖堂オルガニスト常時代理、ケルン南部司牧地区教会音楽家等を歴任。「名古屋オルガンの秋」「教会音楽Forum」主宰。日本オルガニスト協会会員。名古屋女子大学専任講師。