名古屋オルガンの秋2014
日増しに秋のきざしが深まってまいりました。皆様お健やかにお過ごしのことと思います。
本日は、名古屋オルガンの秋実行委員会が主催をいたしますパイプオルガンコンサートのご案内をいたしたく、本書を送付させて頂きました。
「名古屋オルガンの秋」コンサートシリーズは2007年の名古屋オルガンの秋コンサートシリーズの発足より、みなさまの多大なご協力とご後援を賜り、今年で8年めを迎えることができました。この場におきまして、みなさまに心より御礼を申し上げます。
本年度は多くのゲストをお迎えし、多彩なプログラムをお送りすることができることとなりました。
9月28日(日)にはドイツよりハンス=ペーター・レッツマン氏をお迎えし、本場の第一線で活躍しているオルガニストの本格的なオルガンコンサートをお届けします。バッハは勿論ですが、五反城教会と同時代に造られたオルガンをドイツで熟知しているレッツマン氏のプログラムは大変興味深いもので、私もとても楽しみにしています。10月11日(土)には毎年定着して参りましたトーマス・マイヤー=フィービッヒ氏によるコンサートにて、バッハをオルガン音楽の源流として捉えたプログラムをお聴き頂けます。10月26日(日)には、「あいちのオルガニスト」として、愛知県を中心に活躍している稲木真司、大橋みゆき、加藤千加子各氏をお迎えします。3人のそれぞれに異なった素敵なプログラムの競演を是非お聴きいただきたく思います。
11月8日(土)にはワイマール、フランツ・リスト音楽院教授のウーヴェ・コミシュケ氏が門下の学生を率いりトランペット、ティンパニ、オルガンによるきらびやかなアンサンブルをプレゼントして下さいます。そして、最終回の11月23日(日・祝)には児玉たまみさんをナレーションにお迎えして、子どもと大人の為の楽しいパイプオルガンコンサートをお届けします。絵本の読み聞かせやオルガンと一緒に歌ったり楽器を演奏したりできるコーナーなど、様々な角度からオルガンとの「楽しい!」を大人にも子どもにも感じていただきたく思っております。未就学児のお子さんも是非この機会にお連れください。みなさまにおかれましてもご予定を頂ければ幸いです。
愛知県芸術文化センターコンサートホールにおける「名古屋オルガンの秋presentsブランチコンサート」も、本当に多くのみなさまのあたたかいご支援を頂戴いたしまして、本年度も開催を続けることができる運びとなりました。心より御礼申し上げます。
9月24日(水)には、日本ではなかなか聴くことのできない即興演奏を中心としたコンサートを、ハンス=ペーター・レッツマンの特別参加により体験して頂くことができます。「花は咲く」「ふるさと」など、ご一緒に歌って頂ける旋律についての即興演奏もしていただく予定です。是非この機会に、パイプオルガン演奏の全く別の魅力をみなさまにも知って頂きたく思っております。11月5日には名古屋オルガンの秋にも登場いただきますウーヴェ・コミシュケ氏とその門下が華々しく愛知県芸術劇場コンサートホールにてパイプオルガンとのアンサンブルを、またとびまして2月13日(金)には、プレ・バレンタインコンサートとしましてロマンチックなオルガン曲をみなさまのリクエスト曲を元にお届けしたいと思っております。
各コンサートごとのリクエストも、昨年に引き続き募集いたしております。採用が決定された方には入場券をペアで進呈いたしますので、多くのみなさまのご参加を楽しみにお待ちしております。
ブランチコンサートのチケットは、二宮音楽事務所(052)505-0151、チケットぴあ、その他市内のプレイガイドで扱っております。
みなさまのお知り合いの方、パイプオルガンに興味を持って頂けそうな方々にもお知らせ頂くことができましたら幸いです。みなさまからご紹介頂き、より多くの方にパイプオルガンという楽器を知っていただき、楽しんで頂くことが、私どもの活動を継続する一番大きな力となっています。どうぞよろしくお願い申し上げます。
パイプオルガンに興味を持っていただき、パイプオルガンが大好きと感じてくださるみなさまの存在に、心より感謝いたしております。これからも、名古屋から、幸せになれるパイプオルガン文化を、みなさまとご一緒に発信していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
朝夕冷えてまいりました。どうぞ皆様くれぐれもご自愛の上お過ごしくださいませ。また、多くのみなさまにお会いできますことを、心より待ち望んでおります。
かしこ
「名古屋オルガンの秋」主宰 吉田文