秋のお知らせ   

2016年 01月 10日

謹啓

 日増しに秋も深まってまいりました。皆様お健やかにお過ごしのことと思います。
 本日は、私の個人としてのリサイタルのお知らせ、そして名古屋オルガンの秋実行委員会が主催をいたしますパイプオルガンコンサートのご案内をいたしたく、本書を送付させて頂きました。

 今年度は「名古屋オルガンの秋」も、吉田文個人としてのリサイタルも、戦後70年を迎えた今年に改めて平和ということについて音楽を通して考えたいと「Et in terra pax」(そして地には平和)と名付けました。
 名古屋オルガンの秋では、本格的なパイプオルガンコンサートをお楽しみ頂けます。それぞれのオルガニストが、是非ともみなさまに知って頂きたいと思う美しい作品を集めました。また、ベルリンのカトリック大司教座聖堂オルガニストであるフローリアン・ヴィルケスも来日されますので、是非ご来場頂けますようにお願い申し上げます。
  最終回の11月29日には、前半に待降節を迎えるにふさわしいバッハの作品を、後半では、日本では初演となる「我らの主イエスキリストの継承について」をお聴きいただけます。後者の作品はナチスによってアウシュヴィッツ強制収容所、フロッセンベルグ強制収容所で現代の殉教者となった二人の神学者、マキシミリアン・コルベ神父とディートリッヒ・ボンヘッファー牧師についてと、彼らより残され、託された言葉、そして聖書の句から成り立っており、パイプオルガンに加えナレーターと打楽器により演奏されます。平和と正義、そして愛を継承するということについて深く考えさせられ、そしてとても強く心に打ち響く音楽であり、手前味噌ながら、作曲者マイヤー=フィービッヒの最傑作であるとも自負しております。是非とも一人でも多くの方に経験して頂きたく思っております。どうかみなさまお誘いあわせの上ご来場いただければ幸いです。

 そして、本年度は、吉田文個人としてのリサイタルを愛知県芸術文化センターコンサートホールにて
11月25日(水)(18:30開場、19:00開演)に開催いたします。
 第二次世界大戦戦争中に兵士として没したオルガニスト・作曲家のジャン・アランの作品と、アランを追悼して書かれたモーリス・デュルフレの作品「アランの名による前奏曲とフーガ」をプログラムの中心である第二部に据えました。第一部ではアランを育んだニコラ・デ・グリニーのフランス・バロックの典礼音楽と、グリニーから影響を受けて書かれたバッハの幻想曲並びに、この幻想曲と対をなす未完成のフーガを補作完成させた形でお聞きいただけます。第三部では、アランと師を共にするフロール・ペータースの大作「リート・シンフォニー(Lied Symphonie)」にて、海、山、花、砂漠、太陽という被創造物を壮大なオルガン音楽で表した作品を演奏します。是非ぜひ、多くの方にお聴きいただきたいと願っております。ご予定を頂ければ、この上なくうれしく思います。どうか、よろしくお願い申し上げます。
 今年は12月14日に行われますブランチコンサートのご案内も合わせてお送りいたします。吉田文リサイタル、ならびにブランチコンサートのチケットは、二宮音楽事務所(052)505-0151、チケットぴあ、その他市内のプレイガイドで扱っております。
 朝夕冷えてまいりました。どうぞ皆様くれぐれもご自愛の上お過ごしくださいませ。また、多くのみなさまにお会いできますことを、心より待ち望んでおります。
かしこ
「名古屋オルガンの秋」主宰 吉田文
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by principal8 | 2016-01-10 17:17 | 2015・名古屋オルガンの秋

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