2024年度 名古屋オルガンの秋のお知らせ
11月3日(日)15:30-16:30
典礼聖歌と和の祈り ソプラノとともに
Soprano & Organ
髙田三郎
「典礼聖歌」より 谷川の水をもとめて 小さなひとびとの 平和の祈り 他
Th. マイヤー=フィービッヒ ソプラノとオルガンの為の「宗教的小協奏曲」(再演、初演2023年)
Organ solo
花村光浩 「パイプオルガンのための小組曲」より「蓮の花の咲く庭」他
昨年ご出演頂きましたソプラノ・大森マイヤー・ユリカさん。ユリカさんが純粋無垢な声で歌われる祖父・髙田三郎先生作曲の典礼聖歌をもっと聴きたいと大変多くの再演を願うお声が寄せられました為、今年度も11月3日に彼女にお越し頂くこととしました。
12月1日(日)15:30-16:30
日本二十六聖人記念館所蔵「アヴィラの聖歌集」(15世紀)より
4世紀半の時を経て解き放たれるグレゴリオ聖歌 そしてバッハのオルガン作品
グレゴリオ聖歌
日本26聖人記念館所蔵「アヴィラの聖歌集」より聖アンデレ使徒祝日の聖歌
Veni, redemptor gentium Pater noster 他
オルガン
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV545
いざ来たりませ、異邦人の救い主よ BWV659, 660a, 661
天にまします我らの父よ BWV 636
12月1日には、長崎の日本二十六聖人記念館に所蔵されているグレゴリオ聖歌の手稿より、教会が11月30日に記念する聖アンデレ使徒の日に歌われる聖歌を中心に据えます。
この手稿はスペイン・アヴィラで15世紀に作成されました。その後カトリック教会の典礼改革の為に16世紀以降は使われなくなっていたものが、日本二十六聖人記念館の創立者・初代館長であったイエズス会司祭結城了悟神父によって同記念館に収蔵されたものです。
現在では世界中の教会でもほぼ歌われなくなったグレゴリオ聖歌のレパートリーも多く含まれています。また日本ではこれまでに、この聖歌集より僅か1曲の聖歌が長崎で演奏された限りです。
今回はこの手稿を読み解き、4世紀半の間眠っていた祈りの旋律をバッハのオルガン曲と共に、教会の「午後の祈り」の形でお聴き頂きたいと思います。
クリスマスを迎える前期間である待降節もこの日から始まります。是非教会で音楽を通して響き合いながら、クリスマスの喜びを迎える心の準備をしませんか?