「みんなで作ろう、パイプオルガン!」終了しました。
26人のパイプを作る方と見学の方3名を含め、総勢29人での楽しい会となりました。
ケルンのヴィリ・ペーター社の社長さんであり、オルガン建築マイスターのトーマス・ケッチャウさんが木のパイプを作る工程を丁寧に説明して下さいました。
この写真は、箱に入ったパイプのキットをケッチャウさんと、従業員のマティアス・グルーバーさんが並べているところです。

パイプの作製キットは全部で5パーツ。ペーター社がオルガン部品専門の工房に特別注文してくれたものです。
一番下が底面、パイプの後ろ側です。そして、少し短いのが上面、パイプの前面にあたります。真ん中の大きな部分は両側面との部分、そして足と小さい正方形の板は前蓋です。

上面の下側には、上唇の切り込みが既に入れられていましたのでこの横幅の4分の1を縦の長さとして、歌口を切り込む事から作業が始まります。木のパイプの部分の名称についてはこちらを参考にしてくださいね♪

歌口と風路にやすりをかけ、パイプの一番重要な発声の部分をつくります。

そして木工ボンドで上下の(前後の)部分を張り合わせます。プロのオルガン屋さんも、私たちが学校の工作で使った様なボンドで仕事をしているなんて、ちょっと驚き。

ボンドが乾くまで待つ事15分。
もう、音もちゃんと出ます!

乾いたら今度は、パイプの上部分を切ります。

後はヤスリを一生懸命かけてパイプの表面を真っ平らにします。

てきてきた、できてきた!

足の部分をつけて......

完成です!
は〜い、みんなでチーズ!
